沖縄に訪れた100年に一度のチャンス
       〜 辺境の逆転 〜



 沖縄はこれまで宿命ともいうべき、次の4つの条件の下で経済・産業・企業の発展が阻害され、発展が不可能と思われ続けてきました。

(1)僻地、辺境(大消費地、生産地の首都圏、近畿圏から1800キロ、1500キロと遠く物を売るにしろ、買うにしろ輸送費を要する。)
(2)離島、環海(人、物ともに海を越えなければ交易、交流が不可能で、船か航空機を利用しなければならない。)
(3)小規模、狭小(人口規模が小さく、国土面積も狭く、スケール・メリットが働きにくい。)
(4)米軍基地の存在(本島面積の20%、中、南部の主要な部分が基地で占められ、産業、その他のあらゆる利用の機会を損失している。)

しかし今、これらの阻害要因が払拭、いや逆転しメリットとも位置づけられる可能性のある次の3つの外部環境の変化が出現した。

(1)グローバリゼーション、ボーダレスエコノミーによる海外企業との協同事業
(2)市場の成熟化による(噴好、趣味の異い)市場の多様化、細分化傾向
(3)IT化、情報化による(地理的距離を超えた)ネットワーク化この3つの変化によって、沖縄の4つの宿命は次のように変わる可能性、チャンスがある。



●国境に暮らす人々−番外編 『国境サミットの現実は厳しかった』
(「月刊Weeks[ウィークス]1990年7月


●『訪れた100年に一度のチャンス』
(「21世紀・沖縄の企業、産業戦略」第1章1節、1993年)