7/17(9/4追記)

『陸(川)砂、沖縄(宮古、石垣)九州(南部)で販売開始』
  −新生・興徳開発株式会社、いよいよ再開発しました−

<第一船、宮古島に向けて6月17日、出港しました>

 徳之島に生産工場のある砂会社、興徳開発株式会社ついに新生、再開しました。
6月17日宮古島に向けて、第一船が出航してから、現在まで宮古に5船を出しています。
 そして8月一杯に試験出荷を繰り返し、コンクリート砂の出荷地と生産地・徳之島とでいろいろ調整して、9月1日より本格的な出荷をすべく準備をしています。
 興徳開発が一時、撤退、製品の調整、プラントの再建設をしている間、私が代表取締役をやっていたこともありますので、書かせて頂きます。
 
 会社の代表達からは、ビジネス戦略上、ホームページなどにはあまり会社のことは書かないようにと、釘をさされました。しかしこのホームページでは、私に関することはほとんど書いています。深く係わっている興徳開発のことだけを書かないわけにはいきません。また後述するように本島(沖縄本島)の海砂(組合)とは、充分に私は住み分け、協力、協調ができると思います。

 何よりも、私のホームページに書かないのはフェアーではないと思います。興徳開発にも沖縄の海砂組合の両者にきっとプラスの結果は生まれると思いますし、そのようなことを希望しますし、私も努力したいと思っています。

<沖縄の建築物、公共物のためにと思ってスタート>
 御存知のように沖縄のコンクリート用砂は、海砂に本島北部の本部(もとぶ)にある石灰岩を細かくした(クラッシュ)ものを加えて使っています。
 このために沖縄のコンクリート用の砂には塩分があり、また強度が確保できません。東急ホテル(沖縄)にクラックが入り、撤退したり、多くの公共建築物が問題になっています。沖縄大学の入口にある建築物、ギャラリーの屋根・ルーフなども補強工事をしました。

 この問題を解決するには、沖縄に近く(コスト的にも供給可能)で陸(川)砂を開発し、供給することです。そこで我々は陸(川)砂をかなり広域に渡って探しましたが、徳之島の亀津の近くで発見(多分に偶然性もあります)しました。またコンクリート用の砂供給で重要なことは長期、安定供給、それに徳之島からの輸送を考え規模を大きくすることから、長年(約20年)を掛けて多くの用地買収をしてきました。
 そしてこの砂、陸(川)砂を沖縄に持ってくれば、それこそ、多くの人々に喜ばれるし(建物の寿命が延びるのですから)、公共にも役立つと思い1999年にスタートしました。

<本島との共存、宮古、石垣を市場に>
 しかし、そう単純ではありませんでした。沖縄で使えるコンクリート用砂を長い年月を掛けて開発し、さらに強度を増すために、本部の石灰岩を混ぜて使っている多くの人々が既にいるわけです。またこの海砂の開発には、専用の船舶に多くの投資も行なわれ回収もしなければなりません。
 この人達と陸(川)砂の競合、またわれわれの砂にも問題(微細な泥分の混入)があり、一時撤退をせざるを得ませんでした。

 今度、再出発した興徳開発は沖縄本島との競合を避け、宮古、石垣を市場にします。宮古、石垣はこれまで中国産、台湾産の砂を輸入してコンクリート用砂に使っていました。それが中国ではこの3月、台湾では6月から砂の輸出が相次いで禁止になりした。この宮古、石垣への供給をするならば、沖縄本島で海砂をビジネスにしている企業とは競合にならないはずです。
 すなわち特殊な陸(川)砂として、(沖縄本島には)少量しか供給できませんが、一方で大層を占めて供給している海砂と共存し、ニッチ市場を形成していくことになります(このことについては、新たなビジネスの可能性で後述してみたい)。
 この海砂(組合)との共存の必要なことでは、本当によい勉強というか、社会体験、勉強をさせて頂いたと思って感謝しています。

 また我々はどうしても沖縄に目がいきがちですが、徳之島に地理的位置を見ますと、石垣と九州南部とそう距離は違いません。輸送船舶の大きさとも関係していますが、九州南部への出荷も可能です。この方面の知人と知識がありませんので、ぜひ御協力を御願いします。
 このことについては、’05年5月18日沖縄タイムス、拙著「同業、他社との協調が鍵−ベンチャー成功と失敗を通して−」をご参照下さい。

<どのような希望の粒度(F.M.)にもお答えします>
 興徳開発のコンクリート砂は、陸砂資源を開発し、それを洗ったり、磨いたりして、そのまま(一本砂と言われ、他の砂を混ぜる必要がありません)コンクリート用砂として使用できます。

 この一本砂の作成、それにどのような希望の粒度、F.M.にもお答えできるようにしました。そして前述したような理由から、一応の規模も必要なため、ここに示したような大きなプラントになりました。
 また以前、御迷惑をお掛けした微細な泥分は、完全に取り除けるようにプラントを改良致しました。一度この製品、プラントをご覧いただければと存じます。


<この砂で差別化、新たなビジネスの可能性>
 必要な方には提供させて頂きますが、本砂のコンクリート圧縮強度試験結果(JIS認定工場試験)でに、一週間(7日)で強度が32N//mu、四週間(28日)で43N//muです。一週間で規格の強度を充分クリヤーしています。

 また比重(表乾)が2.75〜2.81と国内でも1、2位(北海道<旭川>にある川砂)ぐらい重たいという特徴があります。何かこの比重の重さを利用したビジネスの可能性はないでしょうか。
 前述したように、塩分が少なく、強度もあり建築物の長期間の耐久・耐用年度の長くなることができます。これらの特色を利用して、マンション業者や設計事務所で100年耐久マンション、地震耐久マンションや建築というようなビジネスがいろいろ可能かと思います。

 また、この砂のマーク、ロゴを近く作成しますので、それを使って頂いて、差別化することも考えています。しかしこの砂は、海砂と異なり価格を高くすることによって、競合しないようにできると思っています。また供給量としては、徳之島の地元と奄美大島、宮古、石垣でほとんど手一杯です。
 本島に関しては、いわばこの砂は小規模でニッチ商品です。
 この砂を使って他と差別化、優位性を発揮する新たないろいろなビジネスの創造が可能かと思います。新たな興徳開発株式会社のパートナーとしても歓迎します。

 私のこのホームページ(HPの「沖縄型ビジネス・モデル」など)にも、いろいろな新ビジネスやその方法がありますので参考にしてみて下さい。若い方々に期待します。

<最後に御詫びと御礼、そして御協力を>
 興徳開発が一時撤退して、再開までの6年間を要しました。この間、多くの方々に御迷惑をお掛けしました、深く御詫び申し上げます。また再開にあたりまして、資金提供をはじめいろいろな御支援をいただきまして、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 さて、これらのことを少しでもお返しするには、砂の売上げ、販売を少しでも伸ばすことに尽きます。この点につきましても、ぜひ御協力を賜われれば幸いです。販売面でのいろいろな御協力させていただきますので、ぜひ御検討下さい。またこれだけの再投資をしたので、資金繰りが大変です。これについても御協力頂ける方がいらっしゃいましたら、よろしく御願い致します。

 なお、砂の価格、運搬費用、供給量などにつきましては、私のメール、TELあるいはFAX(本ホームページ上に掲載されております)にてご連絡いただいても結構ですが、詳しくは興徳開発株式会社の下記の担当者にお尋ね下さい。
 また一度ぜひ、現地(徳之島)をご覧下さい。そうすれば砂の良さとプラントについても御理解頂けると思います。現地の担当者に説明をさせますので、御検討下さい。

◆興徳開発株式会社
    住 所:那覇市西1−21−10
  TEL:(098)869−3379
  FAX:(098)869−3382
  担当者:業務部長       
      取 締 役 小黒 勝政

◆つぎの資料、御提供できます。
 ○コンクリート圧強度試験結果報告書(JIS認定工場試験)
 ○試験練り計算
 ○細骨材受入精密試験表、など

○【参照】’98年に作成した興徳開発のパンフレットですが、参考になると思いますのでご覧下さい。
(このホームページの「皆様への御願い」→「5.興徳開発の再開を目指します」に掲載されています。)


2007年7月2日(月曜日)・2面
   セメント新聞の記事
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