6.『パーム・バイオ・ディーゼル燃料御使用の会員の皆様に、御礼と今後のジャトロファ(南洋アブラギリ)の計画のお知らせ』
パーム燃料をお使いのいきいき沖縄ネットワーク会員の皆様に、御礼と、バイオ燃料に御興味のある方に今後の予定、簡単な報告をさせていただきます。
本文書は、パーム燃料御使用の会員企業にお送りしたFAX(一部、加筆・修正あり)です。使用企業関係者にFAXの御連絡が行き渡らなかったことと、バイオ燃料について関心のある方へお知らせをと思い、HPに掲載させていただきました。
また分かりやすいように写真を追加しました。写真提供は今回、御協力いただきますBio-solution for Environment International
Indonesia oil ltd.です、御礼申し上げます。
<報告> パーム燃料の使用状態は、沖縄では通年、軽油とほぼ同様であることを、今回の社会実験(実務使用普及実験)で明らかにさせていただきました。 この一年半、パーム・ディーゼル燃料使用のデータ収集、また環境保全に御協力いただき、誠にありがとうございました。 具体的には、パーム燃料160t、6社、常時20台での実務的な御使用をいただきました。温暖な沖縄(12℃以上で使用)では、通年、使用可能なことが実証されました。これも環境問題に、沖縄産業へのチャレンジに御協力いただいた皆様によってはじめて可能になったものです。 御興味のある方は、NPO法人いきいき沖縄ネットワークのホームページ(http://www.ikiiki-okinawa.or.jp)をご覧下さい。 |
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<今後の予定、ジャトロファ(南洋アブラギリ)にチャレンジします。> 現在、残っているパーム燃料はわずかとなり、この使用は2月で終了となります。 4月からは、つぎのスタート、食糧とバッティングしないジャトロファ燃料(写真-1、ジャトロファ・オイル)使用の計画をしています。 ジャトロファの輸入の計画、交渉を続けてきましたが、沖縄に優先的に供給してもらえる目途が、ようやくたちました(写真-2、ジャトロファの畑)。 今回、輸入するジャトロファ燃料のスペック(軽油使用特性)は パーム燃料と同様です。また食糧とバッティングしないため、価格的にも安定できますし、パーム燃料より低温対応可能です。 |
写真‐1:ジャトロファ・オイル |
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<最終的に沖縄での地産地消を計画しています、種苗の入手も可能になりました> このジャトロファは温暖な沖縄では最終的な『地産地消』が可能です。そこでバイオ燃料の県内での生産の実験スタートも始めます。そして将来は沖縄での『地産地消(一部分ですが)』、さらに一部のサトウキビとの代替を計画、提案をし、沖縄の農業問題にも協力したいと思っています。 このためにはF1(ハイブリッド)種(写真-5、F1種苗の育成)による種苗の確保、すなわち沖縄に適した生産性、温度適応、また老齢化したキビ農家でも作業が可能な低木であることが必要です(写真-6、野外での種苗育成実験)。幸いこの種苗の確保も可能となりました(写真-7、種苗の研究、育成センター)。 このようなことから、まずジャトロファ燃料の使用普及が必要です。そのため4月からジャトロファ燃料の輸入、使用を開始しますので、パーム同様、ご協力いただければ幸いです。 |
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写真−5:種苗(F1)の育成 | ||
写真‐6:野外での種苗育成実験 | ||
<原料、バイオディーゼル燃料の確保・供給、さらに温室効果ガス排出権の確保> |
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詳細については後日、御報告させていただきます。 |